はれたから

朝のラッシュがキライで 渋滞の道をくぐり抜ける ようにして会社にかよう 毎日毎日おなじこと くりかえすようにして なにも考えないように 失敗だけしないように 重くしめった空気 地下道をかけぬける 学生時代とかわらない道の […]

咳が、でた。

咳が、でた。 ゆうがた近く あかりひとつで 咳が、でた。 どのみち心配 などする人もおらず あまりのはげしさに いたむ胸と しぼりだすような涙 熱をだしてしまえば 楽になるのに そんなことさえままならず おちそうなタバコ […]

days(非可逆連続体。)

永遠に変化し続ける今日。 なにひとつ変わらない自分。 「中学ん時から全然変わんないね」 とは そのむかし 一緒に手をつないで帰ったことのあるもと友人の弁。 部屋を大掃除してて出てきた証明用の写真 いつとったものだかは憶え […]

伝わらなかった、言葉、は

書 い 君 い て が て く こ              僕はもう何もかくことができなくなりました い れ の ま る 手              気の利いた言葉も す こ 紙   と を              […]

ありがとう

引っ越しの準備をしていたら 机のひきだしの奥から 君にもらった時計が出てきた 電池が切れてたみたいで 秒針は動いてなかったけど 竜頭を逆回しにしながら 君のこと考えてた もうすぐ結婚するって聞いたけど どうなったんだろう […]

補完

アルバムを開けると そこに笑っているのはひとりめの僕 僕が知らない過去を持つ 僕と同じ 顔をした人 先月 線路に飛び込まなければ 僕が ここにくることはなかったのに 誰かの代わりになんかならなくてもよかったのに ひとりめ […]

ライナス

そして今日も僕は疲れた体をはうようにして部屋に入る 部屋のすみにくしゃくしゃになった毛布を 自分の肩にかけて床の上 何も映らないテレビを見る あの日外した電話の線は今日もつながることなく 成り行きで持つことになった携帯電 […]

終わるときはいつも

あんなにも しっかりと 握っていた 手のひらも 今はもう つなぎ止めておく 力もなくて 少しずつ 少しずつ 離れてゆく ちぎれてゆく 君は 前を むいたまま 歩いてゆく 僕は 何もできずに ただひとり ぼうぜんと

風の強い海岸から

夏を過ぎた海岸は風が強くて少し寒くて それでもあなたとここに来たうれしさだけで 波打ち際まで走っていけた スニーカーに染み込んでくる波のことなんか 気にも止めないで あなたとはしゃぐ瞬間だけが 永遠に続けばいいと そうで […]

思考、錯誤。

   い   ひ  っ き と          降りるあてもない カンジョウセン  て み こ  ほ で と       5周目  し よ で  か か い               ぐるぐる  っ っ い      […]